環境
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マテリアリティ海洋資源の維持環境保全、脱炭素、資源循環の実現
当社は以下3つの製品を提供することで、海の生き物や海藻を増やしながら海洋資源を次世代につなげ、海のサステナブルサイクルの創出に貢献しています。
1つ目の「藻場礁」が藻場を人工的に回復することで、海の生き物の産卵場となります。藻場礁で生まれた魚は2つ目の「増殖礁」を隠れ家にして、大きく育ちます。ここで大きく成長した魚を3つ目の「魚礁・浮魚礁」が集めて、効率的な漁業をアシストします。
このように、当社の製品は海の生物の産卵から魚の成長、そして人による漁獲までをサポートし、サステナブルな豊かな海づくりに貢献しております。
1.藻場礁
現在、地球温暖化の影響などにより減少する藻場(海藻が群生する空間)を人工的に回復させます。回復した藻場は、魚の産卵場及び幼魚の育成場となり魚の増加に貢献しています。
2.増殖礁
藻場で生まれた幼魚を成魚へと成長させます。
魚のエサの生産や隠れ家の提供などにより魚をより安全に、大きく育てることに貢献しています。
3.魚礁・浮魚礁
藻場礁・増殖礁で生まれ育った成魚が集まります。効率的な漁業をアシストし、日本の魚食文化を支えています。
魚礁に使用するFRP部材にバイオマス樹脂を適用し、バイオマスマークの認定を取得しました。沈設魚礁、浮魚礁、着生基質などに幅広く使用可能で、適用の拡大を進めています。
当社の応用藻類学研究所では、海藻の種苗を大量に作っています。藻場礁は、海藻の種苗をつけて、海藻を増やしていきます。その海藻が海のCO₂を吸収します。
地球は、表面の約70%が海で覆われており、海洋は大気中のCO₂の40%を沿岸域(海洋面積の0.8%)で吸収しています。CO₂吸収源の維持・拡大のためには、衰退や消失する沿岸域の藻場を回復させることが重要であり、当社の使命となります。
2023年9月に「EcoPコン」を発売しました。「EcoPコン」は、使用済みの当社製Pコンを回収し、それをリサイクルした材料で製造したPコンです。従来と比べて環境負荷を大きく低減できることが特徴です。環境負荷の大きい建設業界でのサーキュラーエコノミーの第一歩であり、今後も取組みを強化していきます。