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NCPアンカーの施工は岡部株式会社又は岡部株式会社のグループ会社の施工指導を受けた者が行います。尚、必要に応じてNCPアンカー検討書の施工に係る内容説明並びに施工上の技術対応など設計から施工まで一貫した技術・管理体制を整えております。

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トルク(T)、即ちNCPカプラーを締付ける回転力は、一定の関係を持って、NCPボルトの雄ねじ部に軸力(N)を導入すると共に、カプラーと端板との接触面に材間接触圧(C)を発生させます。
このボルトねじ部の導入緊張力は、ねじ接合部が耐えられる取付強度を示すものであり、トルク値は下式で計算出来ます。即ち、NCPアンカーは、取り付け時にNCPボルトの雄ねじ部に設計で見込んでいる耐力と同程度の軸力を実際に発生させ、かつ、ねじ部の抜出しが無い状態でのトルク値を管理する事により、NCPアンカー1本毎の強度確認を実現した確実性の高い施工方法と言えます。

 ■トルクと導入緊張力の関係式
  ××
     :トルク係数(=0.2)
     
:ねじ径
     
:導入軸力
 
  
 ※導入軸力
  ●NCP標準タイプ:ねじ断面積AB×345N/mm2×0.85
  ●NCP’02タイプ:鉄筋断面積AB×345N/mm2×0.85
トルク概念図





単位:N・m
NCP標準
タイプ
鉄筋径 D19 D22 D25 D29
ねじサイズ M18 W3/4 M20 M22 W7/8 M24 W1 M27 W1・1/8
標準トルク値 203 238 288 391 385 497 577 727 818

NCP'02
タイプ
ねじサイズ
M18 W3/4 M20 M22 W7/8 M24 W1
標準トルク値 D13 134 142 149 164 166 179 189
D16 210 222 233 257 259 280 296
※トルクレンチの設定は主目盛りで大まかにセットし、副目盛りにて最終の調整を行います。
※トルクレンチの仕様・サイズにより、目盛りの表記が異なる場合もあるため、上記、数値に合わない場合は、【副目盛り】を1目盛り上の値にセットします。



(株)中村製作所:N2800LCK ~ N10000LCK
(株)東日製作所:CL200N ~ CL420N 及び CLE550N ~ CLE1200N
※NCPカプラー二面幅W:36mm(NCPアンカー全サイズ共通)





NCPアンカー発注前に、杭端板のねじ径を必ず確認願います
杭打設前に杭頭端板ねじ部に養生ゴムキャップ又はガムテープ等の養生作業が必要になります。
※養生用のゴムキャップは各種ねじサイズに合わせたものをご用意しております。
杭頭部を基礎へ100mm以上埋込み、杭内部へ中詰めコンクリートを基礎スラブ下端、同レベル打設まで願います。
検討書結果又は、設計図書により杭頭部の埋込みレベル及び杭内部処理量が変わる場合がありますのでご注意ください。(100mm以上の処理)
杭頭端板のコンクリート及び残土の処理はNCPアンカー取付前にお願いします。
杭頭部の低止り・高止りがある場合は、設計監理者に確認の上、その指示に従ってください。
杭打設時に使用される杭回転埋設金物(ヨーカン)は、事前に除去願います。
NCPアンカーの取付作業は、捨てコン打設後かつ基礎ベース配筋前になります。
NCPアンカー取付後に曲げ加工が必要とされる場合は、事前に設計監理者に確認の上、その指示に従ってください。
注意 NCPアンカー取付作業に使用する工具は、個々のメーカーの取扱説明に基づき使用願います。
注意 杭内部への落下に十分注意して作業を行ってください。





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